出の山公園(いでのやまこうえん)

この公園は、全国名水百選に選ばれた霧島連峰からの湧水(出の山湧水)とふるさといきものの里に認定されているゲンジボタルが知られています。公園内には水族館、鯉・マス料理店もあり新鮮でおいしい料理が楽しめます。
公園内にある出の山池は、延宝二年 薩摩藩により霧島連峰からの湧水を利用したかんがい用のため池として建造されました。
現在は、公園として水や自然に親しむ市民の憩いの場となっています。
公園内にある出の山池は、延宝二年 薩摩藩により霧島連峰からの湧水を利用したかんがい用のため池として建造されました。
現在は、公園として水や自然に親しむ市民の憩いの場となっています。
幻想的な世界を創り出すゲンジボタル
出の山公園に生息するホタルはゲンジボタル。その名の由来は源氏物語の恋多き主役『光源氏』ともいわれ、光る理由の一つは求愛行動とされています。そんなゲンジボタルが生息する出の山公園には悲しい恋の伝説が存在します。
それは日本神話の英雄日本武尊の父『景行天皇』と、この地の姫君『泉媛』の物語。熊襲遠征の帰途の際、この地を訪れた天皇と、湧水で饗応した泉媛の間に恋が芽生え、天皇が都に帰った後、恋慕の情に焦こがされた媛が池に身を投げてしまうという話です。
ゲンジボタルが成虫になってからの寿命は2週間ほど。メスは樹木や草などの葉の上で止まったまま発光し、オスは発光しながら飛翔してメスに近づきます。まるで物語の恋そのままに、淡くはかない光なのです。
それは日本神話の英雄日本武尊の父『景行天皇』と、この地の姫君『泉媛』の物語。熊襲遠征の帰途の際、この地を訪れた天皇と、湧水で饗応した泉媛の間に恋が芽生え、天皇が都に帰った後、恋慕の情に焦こがされた媛が池に身を投げてしまうという話です。
ゲンジボタルが成虫になってからの寿命は2週間ほど。メスは樹木や草などの葉の上で止まったまま発光し、オスは発光しながら飛翔してメスに近づきます。まるで物語の恋そのままに、淡くはかない光なのです。